「冷たい熱帯魚」のベースとなったことでも知られる埼玉愛犬家連続殺人事件は、1993年に埼玉県で愛犬家ら4人が相次ぎ失踪、2年後にペットショップを経営する男女が逮捕された殺人事件。犯人が被害者の遺体を解体?遺棄することを「ボディを透明にする」と呼び、その残忍な手口から日本中を震撼させた事件だ。 このたび深笛義也のノンフィクション「罠 埼玉愛犬家殺人事件は日本犯罪史上最大級の大量殺人だった」と、関係者への取材や資料などをもとに事件をドラマ化。犯人2人の証言の食い違いがあるなど、多くの謎が残るこの事件の全貌を描く。